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2010年4月6日 ライフサイエンス分野における受託サービス事業の承継について

和光純薬工業株式会社(本社: 大阪市中央区 社長 松本隆男 以下、和光純薬工業)と日本農産工業株式会社(本社: 横浜市西区みなとみらい 社長 小野浩二 以下、日本農産工業)は、日本農産工業から和光純薬工業への「タンパク質発現」並びに「DNA免疫法による抗体」の受託生産にかかる事業の承継に合意いたしました。

和光純薬工業は、日本農産工業ライフテック事業のうちバイオ研究所横浜ラボで事業展開していましたライフサイエンス分野における受託サービス事業について事業拠点、基盤技術とともに承継いたします。

ポストゲノムの時代に入り、遺伝子から発現するタンパク質の研究が盛んになっています。日本農産工業は、昆虫細胞を用いた組換えたんぱく質の発現1にかかる受託サービスにおいて、これまでに400種類以上の組換えたんぱく質の生産実績があります。また、DNA免疫法2による抗体受託サービスは、遺伝子を用いて目的抗体を直接作成するという技術を活かして、通常の方法3では得られにくい抗体を作成できるという特長があります。

和光純薬工業は、総合試薬メーカーとして大学・研究機関等に、ライフサイエンス分野をはじめとした研究用試薬の提供を行なっておりますが、今回事業譲受により承継する受託サービス事業との相乗効果によりまして、研究者の方々の幅広いニーズにお応えしてまいります。

(注)
組換えタンパク質の発現1
タンパク質を構成するアミノ酸配列の遺伝子塩基配列を改変することで作られるタンパク質を指す。発現するタンパク質の性質を調べる為に作成されたり、機能活性を変化させたものなどが作られる。組み換えタンパク質は昆虫細胞、大腸菌、哺乳細胞を用いて生産される。

DNA免疫法2
目的タンパク質の遺伝子を発現ベクターの形で動物に導入して動物の体内で発現した目的タンパク質に対する抗体を回収する技術。通常法と比較して特に、治療用抗体の開発や生体由来の試料に対する抗体などのネイティブフォームのタンパク質を認識する抗体作製技術として有用です。

通常の方法3
ペプチドや精製されたタンパク質を用いて動物に免疫して作製する手法を指します。

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